子ども未来塾

設立趣意書

 子どもたちを取り巻く環境の変化、とりわけ非行の低年齢化、登下校時の安全環境の劣化、地域の人間関係の希薄化は、子どもたちの日常を著しく変容させており、子どもたちが担うべき未来社会の危機である。かかる状況の改善は、明日の社会を担う青少年の生きる基盤づくりを目指す地域の子どもたちの育成者及び指導者にとって極めて重要な課題である。
 地域のおける子どもたちの活動は、その地域に生まれた子どもたちが、素朴に子どもたち同士の縁を結び、また限りない愛で地域の人々の慈しみを受ける中で展開される日常活動であり、こうした活動の中で見られる子どもたちの瞳は生き生きと輝き、明日への希望に満ちている。地域の育成者、指導者は、こうした光景に、自らの人生を重ね、かつ振り返り、大人社会の責任と役割を強く認識する。
 地域の子どもたちと共に、生活体験、自然体験等、様々な日常のプログラムを展開し、その活動を通じて明日の社会を担う豊かな感性、生活能力等生きる力を身に付け、もって明日の豊かな社会創りを目指すため、共に明日の社会への危機感を共有し、かつ子どもたちの育成環境の具体的な改善への確かな一歩を踏み出すことを決意し、ここに一般社団法人とちぎ子ども未来塾を設立する。

平成25年11月1日

一般社団法人とちぎ子ども未来塾

代表理事  山中 睦夫