子ども未来塾

代表理事ご挨拶

気づきから築きへ

 青少年を取り巻く社会事象は、ここ数年劇的な変化を遂げています。子どもたちの心の中に何が起きているのか、私たちは、十分に考えているのだろうか。
 少年法の改正に始まり、様々な抑止的効果を意図させる施策、措置が講じられてきているが、その効果ははかばかしくありません。いずれも大人の論理が支配しているのでは。子どもたちと直接関わっている現場では、その「煩わしさ」が全ての施策の根幹にあるのでは、と疑いたくなります。子どもたちが、どうしてそのような行動に至ったのか、子どもたちの立ち位置に注目して考えたことがあるのでしょうか。大人の都合や先入観念が優先されていないか。大人社会のひずみが、子どもたちの行動の根幹にあるのではないか。素朴な気づきが求められていると考えています。
 私たちは、様々な子どもたちの心情を、大人社会の論理を離れ、自然体で向き合いながら、共にさりげなく自然の癒し空間に浸り、体験活動を通して、素朴に関わっていきたいと考えています。
 本会は、現代社会の規範意識の低下は、社会の歪みを放置してきた大人社会にその根源があり、そうした中で育まれた被害者「子どもたち」の健全な成長を保障する環境づくりが急務であると認識し、素朴に人との関係、自然との関係性の中で、真摯に向き合う環境を提供し、もって子どもたちの瞳がキラキラと好奇心に満ち、輝くとき、豊かな明日の社会の築きへと昇華されると確信し、そうした活動を素朴に取り組もうと発足致しました。設立は平成25年11月8日、まだまだ歩き始めたばかりです、多くの知恵が求められます。子どもたちの笑顔に満ちた社会の実現に向けて、多くの皆様のご参加、ご支援、ご協力を願っています。
豊かな日本の礎を創るために、多くの仲間を募っています。

一般社団法人とちぎ子ども未来塾

代表理事  山中 睦夫